田んぼや農村の役割Role various

田んぼや農村の役割

田んぼや農村はお米をつくる場所だけではありません。お米や野菜の供給はもちろんのこと、水田の保水作用による洪水や土砂崩れの防止、大切な水源の涵養、美しい景観と環境の保全、地域のお祭り等の伝統文化など田んぼと農村は色々な役割を持ち、人々の生活を豊かにしています。


田んぼと農村の8つの役割

食べものをつくる

食べものを作る
田んぼでは日本人の主食であるお米だけではなく、麦や大豆、野菜などが生産されています。また、田んぼや畑の整備も進められ、高い収益が期待できる新たな作物の生産も始まっています。
田んぼを利用して作られる農作物
麦/大豆/そば/キャベツ/いちご/食用菊/飼料作物類

災害を防ぐ

災害を防ぐ
田んぼや畑は、梅雨の長雨や台風の大雨を一時的にため込み、ゆっくりと川に戻します。その為、河川の急激な増水を抑え、洪水被害を防ぐ役割も果たしてくれています。
宮城県の田んぼ、畑、ため池の貯水能力
2億7千万立方メートル(七ヶ宿ダムの2倍以上)

環境を守る

環境を守る
農村では、山林、田んぼや畑の農作物によって空気の浄化が行われています。また、水や土の中の微生物たちによる水質浄化も行われており、環境負荷の少ない循環社会が形成されています。
田んぼが夏の気温を和らげる
水の気化熱、稲の光合成によって都市部との気温差は5℃以上

景観を守る

景観を守る
人の心を和ませる田園は、四季折々の景色を見せてくれます。夏の青い絨毯から秋の黄金色の絨毯へ変わる様は、まさに日本のふるさとを思い起させます。
美しい景観を守るために
農村に住む人たちの細やかな手入れによって守られています。

伝統と文化を守る

伝統と文化を守る
農村では豊作・健康を願うお祭り、都市部では姿を無くしつつある稲作文化の伝統を脈々と受け継いでいます。日本文化を次の世代へ残すため、守っていかなくてはなりません。
宮城県 加美町 宮崎切込「 墨付け祭り 」
平成23年度 みやぎの中山間地写真コンクール最優秀賞

心を育てる

心を育てる
農村には、都市部ではない様々な生き物とのふれあいや農業体験による食べものへの感謝の意識を養う働きがあるといわれています。
体験を通じて食べものの大切さを学ぶ
仙台市 青葉区 芋沢水田での稲刈り体験学習会

生き物を育む

生き物を育む
農村の田んぼや用水路、ため池は色々な生き物たちの住処になっています。宮城の仙南地区では水のキレイな所にしか住めないホタルが舞う風景も見られます。
用水路に生息する生き物たち
宮城県 亘理町 用水路での生き物調査にて

水を育む

水を育む
田んぼや畑が雨水を蓄え、水がゆっくりと地下に染み込むことで、水の流出を防ぎ、安定した水を人々に供給します。豊富な水は私たちの暮らしや文化に潤いを与え続けてきてくれました。
森林を育てると美味しいお米が作られる
森林から湧き出る栄養豊富な水のおかげで稲が元気に育ちます。